日々の業務をつなぎ、
管理をひとつに。
勤怠・給与計算・請求・顧客管理・SES・商品在庫・電子帳簿を、共通の業務基盤で。日々の記録や申請、月次の確認、商談から請求・全銀振込までの流れを、業務に沿って整理した自社開発の業務プラットフォームです。要件定義から画面設計・実装・運用までを社内で行っています。
日々の記録から、月次の確認まで。
勤怠の記録・申請・承認をまとめて確認
社員はスマートフォン(PWA)か受付の端末で打刻し、日報・勤怠連絡・休暇や残業の申請も同じ画面から出します。電波が届かないときは端末に保存し、通信が戻ってから押した時刻のまま送ります。管理側は当日の出勤状況と承認待ちを 1 画面で確認します。
月締めから給与計算・振込データまで
本人確認と修正申請の処理が済んだ月から締め、その勤怠実績をもとに残業手当・社会保険料・源泉所得税・住民税を計算します。振込用の全銀協フォーマット(FB データ)を出力し、社員には Web 給与明細を公開します。
商談・SES・派遣契約から請求・消込へ
商談、SES の準委任契約、労働者派遣の個別契約は、同じ取引先マスタを参照します。準委任は精算幅、派遣は時間単価をもとに請求書の下書きを作り、銀行の入金明細 CSV と突き合わせて消込まで進めます。
電帳法・インボイス対応の文書管理
見積書から領収書まで、登録番号や税率ごとの消費税額を記載した帳票を発行します。受け取った電子取引データやスキャンした書類は文書管理(DMS)に保存し、取引先・日付・金額を組み合わせて検索できます。
毎日使う画面と、月に数回使う画面を分けて設計する
社員と管理担当では目的が逆になるため、同じ設計思想では作っていません。UI 設計書に 3 つの原則として書き、全画面でこれを守っています。
社員画面は「迷わない」、管理画面は「見落とさない」
社員は 1 日 2 回・数秒の利用。開いた瞬間に押すべきものが分かることを優先する。管理画面は情報密度を上げてよいが、異常だけは必ず前面に出す。
打刻ボタンは常に 1 つだけ
4 つのボタンを並べず、いまの状態で押すべき操作だけを出す。確認ダイアログは置かず、記録後 5 秒だけ取り消せる窓を出すことで押し間違いに対応する。
状態は色・文字・記号の三重で示す
色覚の多様性と、屋外の明るさでの可読性に対応する。数値・時刻・金額は等幅書体で揃え、列を縦に読み下せるようにしている。
誰が使い、どこへつながるのか
業務管理プラットフォームの全体像です。実装済みのつながりだけを線で示しています。業務モジュールは共通基盤の上に載り、取引先・権限・監査ログは全モジュールで共有します。利用できるモジュールは会社ごとに設定します。
詳細図を見る(ベクター形式)
2026年10月時点の実装状況を反映した全体構成図です。横にスクロールすると全体を確認できます。
図は自社での運用構成です。同様のシステムを開発する場合の範囲は、ご相談の内容に合わせて決めます。
7 つの基幹業務モジュールと、共通基盤・AI
社員・取引先・権限といった共通マスタを 1 つ持ち、その上に 7 つの基幹モジュールと AI アシスタントを載せる構成です。利用者は左サイドバーから業務を切り替え、表示されるメニューや操作は権限コードで決まります。
勤怠管理
/attendanceスマートフォン(PWA)・PC・受付端末の QR から打刻し、日報、異常の対応、月締め、法定帳簿の出力までを 1 つの流れで扱います。年 5 日の有休取得義務や、36 協定の上限を超えそうな社員を事前に知らせ、就労証明書も勤怠データから作成します。
給与計算・全銀データ
/payslip勤怠実績から残業・深夜割増・欠勤控除を集計し、賃金台帳に反映します。健康保険・厚生年金は標準報酬月額の等級表から、雇用保険・源泉所得税・住民税(特別徴収)もあわせて計算し、全銀協フォーマット(FB データ)と Web 給与明細を出力します。
請求管理(インボイス対応)
/billing見積書・納品書・請求書・領収書を、作成から発行・入金まで状態で管理します。適格請求書の記載事項に沿った帳票を角印入りの PDF で出力し、銀行明細 CSV の取り込みによる消込と、弥生会計・マネーフォワード向けの仕訳 CSV 出力に対応します。
顧客管理(CRM)
/crm見込み客から商談・成約までを 1 つのパイプラインで管理します。取引先マスタは全モジュール共通のため、成約後はそのまま請求書の作成に進めます。顧客の連絡先は暗号化したまま検索でき、成約の根拠は履歴として残ります。
SES・労働者派遣
/ses案件と技術者のスキル照合から、提案・面談・契約条件の管理までを扱います。準委任契約は精算幅(例:140〜180h)に対する超過・控除を計算し、労働者派遣では個別契約書・派遣先への通知書・派遣元管理台帳を作成します。
商品・在庫管理
/inventory現物在庫から引当済みの数量を引いた「有効在庫」を、入出庫のたびに更新します。仕入発注・入庫・受注引当・出荷・棚卸はすべて移動履歴として残し(修正は取消と再登録で記録)、出荷実績から納品書と請求書の下書きを作ります。
文書管理(DMS)
/dms電子帳簿保存法の保存要件に沿って、電子取引データとスキャンした受領書類をフォルダ単位で保管します。「取引先」「取引年月日」「取引金額」を組み合わせた範囲検索と、訂正・削除の履歴を備えています。
AI 業務アシスタント
AiFab (常駐)「36 協定の上限を超えそうな社員は?」「未入金の請求書は?」と日本語で尋ねると、本人の権限の範囲で社内データを照会して答えます。外部の LLM に送る前に個人名や社名を仮の記号に置き換え、回答を受け取ってから元の名称に戻します。
実際の画面
以下は実際の画面構成をそのまま再現した表示です。氏名・部署・取引先・金額・日付はすべて架空の値に置き換えています。
打刻ホーム(社員・スマートフォン)
/meホーム画面から起動すると最初に出る画面。勤務中は地色が濃紺に変わり、経過時間と所定時間に対する進捗が出ます。押せる打刻は常に画面下端の 1 つだけで、通信が切れている間は端末に保存して自動で再送します。
出勤状況(管理・PC)
/attendance全社の当日の状況と、対応が必要な項目を 1 画面に置いています。右側の「対応トレイ」は打刻の異常と社員からの勤怠連絡を 1 つの待ち行列にまとめたもので、種別はチップで示します。並び替えや検索・部署の絞り込みはサーバー側で処理します。
枠の中を横にスクロールすると全体を見られます請求書一覧(管理・PC)
/billing/invoices帳票の状態(下書き・発行済・無効)と入金の状態を別の列として持ち、支払期限を過ぎた発行済の行は日付を赤で示します。複数行を選んで請求書に合算したり、まとめて送付したりする操作は、件数を添えて見出しの行に置いています。
枠の中を横にスクロールすると全体を見られます商談管理(管理・PC)
/crm/deals商談を段階ごとの列に並べ、カードをドラッグして段階を更新します。列の見出しには件数と金額の合計が出ます。受注予定日を過ぎた商談は左端に赤い印が付き、成約へ移すと受注情報の入力に進み、そのまま請求管理で請求書を発行できます。
枠の中を横にスクロールすると全体を見られます賃金台帳・給与計算(管理・PC)
/attendance/wage-ledger & /payslip勤怠の月締めが済むと、その実績が賃金台帳に反映されます。基本給・役職手当・残業手当を合計し、健康保険・厚生年金・雇用保険・源泉所得税・住民税を差し引いた額を計算して、全銀協フォーマット(FB データ)で振込データを出力します。社員は過去の給与明細もスマートフォンから確認できます。
枠の中を横にスクロールすると全体を見られますSES・労働者派遣の案件と契約(管理・PC)
/ses案件のスキル要件と候補の技術者を照合し、提案から面談・成約までを管理します。準委任契約は精算幅(例:150〜190h)に対する超過・控除を計算し、労働者派遣は時間単価と実績時間から請求額を出します。派遣契約では個別契約書・派遣先への通知書・派遣元管理台帳を作成し、版ごとに保存します。
枠の中を横にスクロールすると全体を見られます在庫台帳・入出庫・引当(管理・PC)
/inventory/stocks現物在庫から受注で引き当てた数を引いた「有効在庫」を、入出庫のたびに更新します。安全在庫を下回った品目は状態の列と一覧の上部で知らせます。出荷を完了すると納品書と請求書の下書きを作り、在庫の動きはすべて日時付きの履歴として残します。
枠の中を横にスクロールすると全体を見られます文書管理 DMS(管理・PC)
/dms/documents自社で発行した請求書・見積書に加えて、取引先から受け取った PDF やスキャンした書類をフォルダごとに保管します。電子帳簿保存法の検索要件にあわせ、「取引年月日」「取引金額」は範囲で、「取引先」は名称で組み合わせて検索でき、各ファイルのハッシュ値で改ざんの有無を確かめます。
枠の中を横にスクロールすると全体を見られますAI 業務アシスタント(管理・PC)
/admin/ai/chat & 画面右下常駐パネル (AiFab)「36 協定の上限を超えそうな社員と、未入金の請求書を教えて」のように日本語で尋ねると、本人の権限の範囲で業務データを照会して答えます。外部の LLM に送る前に個人名や社名を仮の記号に置き換え、回答を受け取ってから元の名称に戻します。外部に実名を渡さずに照会できます。
受付端末の QR 打刻(タブレット)
/kioskオフィスの入口や現場の受付にタブレット(iPad・Android)を置き、打刻用の端末として使います。画面には 60 秒ごとに切り替わる QR コードを表示し、社員はスマートフォンで読み取って打刻します。その場にいない人による代理打刻を起こしにくくする仕組みです。
いまの帳票や業務の流れに合わせた画面も、同じ進め方で設計します。
現在お使いの Excel や紙の様式があれば、それをもとにご相談ください。
既製のサービスを使うか、専用に作るか
業務システムの整え方は、大きく 4 つに分かれます。どれが優れているかではなく、対象にしたい業務の範囲と、どこまで自社の流れに合わせたいかで向き不向きが変わります。業務管理プラットフォームは、このうち「自社専用に開発する」方法で作りました。
業務管理プラットフォーム
勤怠・給与計算・請求・顧客管理・SES と労働者派遣・在庫・文書管理。どこまでを対象にするかは自社で決めます。
自社の業務の流れと帳票に合わせて、要件定義から設計・開発・運用までを行います。
社員・取引先・権限を全モジュールで共有します。勤怠の締めが給与と振込データに、商談・契約・出荷が請求書と文書の保管につながります。
要件定義と開発の期間、初期費用がかかります。運用後の改修や法改正への対応も、自社または委託先で行います。
複数のツールにまたがる入力や確認を 1 つにまとめたい。既製品の型に業務を合わせにくい。
勤怠・人事労務型
勤怠・休暇・申請承認を中心に、人事労務や給与などの関連機能も提供されています。
用意された機能を、設定して使います。
外部サービスとの連携が用意されています。
短期間で使い始めやすく、費用は月額の利用料が中心です。法改正への対応は提供元が行います。
勤怠と人事労務のまわりを、専用の仕組みで厚く整えたい。
請求業務型
見積・納品・請求・領収の帳票と、定期発行・送付、入金まわり。
請求業務に特化した機能を、設定して使います。
会計との連携や API が用意されています。
短期間で使い始めやすく、費用は月額の利用料が中心です。インボイス制度などへの対応は提供元が行います。
請求業務そのものを、専用の仕組みで整えたい。
汎用アプリ構築型
特定の業務に限定されません。必要な業務アプリを必要に応じて作ります。
データ管理・プロセス管理・権限・通知を組み合わせて自社で構築します。プラグインや外部サービスで拡張できます。
アプリ間や外部サービスとのつなぎ方を、自社の構成しだいで決められます。
小さく始めやすく、費用は月額の利用料が中心です。アプリの設計と保守は自社で担います。
自社の業務に合わせて、必要なものを自由に作りたい。
各社の公開情報をもとに、代表的な製品の範囲で主な特徴を整理したものです。各社の他製品やすべてのプランは比較の対象に含みません。機能の提供条件はプランにより異なります。「立ち上がりと費用」は一般的な傾向です。(基準日:2026年9月15日)
止まらないことを前提に組む
打刻は 1 日 2 回、全社員が必ず通る操作です。そこだけは他の機能の不調に巻き込まれないよう、経路とデータベース接続を分けて設計しています。
バックエンド
- Python 3.12+ / FastAPI / SQLAlchemy 2.0 (Async)
- PostgreSQL 16(Alembic でスキーマ移行を管理)
- 打刻 API は専用の接続プールに分離(他機能の負荷の影響を受けない)
- PDF 帳票の生成(給与明細・適格請求書・派遣の法定書類)
- 全銀協フォーマット(FB 120バイト固定長)生成
フロントエンド
- React 18 / TypeScript 5.5 / Vite
- Tailwind CSS 3.4(設計トークンで配色を一元管理)
- TanStack Query でサーバー状態を同期・キャッシュ
- 社員画面は PWA(オフライン打刻キュー・IndexedDB)
- 受付端末用の画面(60 秒ごとに切り替わる QR・大画面向け表示)
運用と品質
- 変更のたびに 1,970 件超の自動テストを通してから本番に反映
- 停止時の代替手段と復旧手順を、運用手順書に段階別で用意
- 本番の稼働状況を、DB の応答まで含めて確認
- 権限は会社・役割ごとに設定し、画面と API の両方で判定
- 操作と閲覧の履歴を残し、誰が何をしたかを追跡できる
AI・暗号化と法対応
- 外部 LLM へ送る前の個人情報マスキング(仮名化)
- 機密項目の 256 ビット鍵暗号化と、暗号化したままの検索(ブラインドインデックス)
- 電子帳簿保存法(訂正・削除履歴、検索 3 要件)
- 労働者派遣法(個別契約書・派遣元管理台帳・派遣先への通知書)
- インボイス制度(登録番号・税率ごとの消費税端数処理)
実現計画書・UI 設計・データモデルと API 設計・権限ロール設計・操作手順書を文書として残し、設計上の判断は ADR(意思決定記録)として個別に記録しています。法改正への対応やモジュールの追加で既存の機能が壊れていないかは、1,970 件を超える自動テストを CI で毎回確かめています。
導入と運用について
外部に販売しているサービスですか
業務管理プラットフォーム自体は販売していません。自社の業務のために設計・開発し、社内で運用しているシステムです。同じような課題をお持ちの企業からは、業務システムの受託開発としてご相談を承っています。
いま使っている Excel の様式は使えますか
現行ファイルを分析し、列幅・結合セル・数式の扱いまで対応表に落としたうえで、同じ様式のまま出力する方式を採りました。様式を変えずに移行できるかどうかは、実物を見て判断しています。
システムが止まったときはどうしますか
打刻の経路を他の機能から隔離したうえで、停止の度合いに応じた代替手段を運用手順書に段階別で定めています。復旧後に管理者がまとめて代理打刻でき、誰がいつ代理したかは履歴に残ります。
権限はどこまで細かく分けられますか
権限コード単位です。サイドバーに出るメニューと API 側の許可を同じコードで判定するため、「開けるのに保存で拒否される」状態が起きないようにしています。
電波の悪い現場でも打刻できますか
送信できなかった打刻は押した時刻のまま端末に保存し、通信が戻り次第自動で再送します。記録される時刻は押した時点のものです。受付端末の QR を必須にする運用にも対応しています。
給与計算や全銀振込データ(FBデータ)の出力には対応していますか
対応しています。勤怠実績(残業・深夜・休日・遅刻早退)を給与計算に集計し、社会保険料は標準報酬月額の等級から、源泉所得税は扶養人数を踏まえて、住民税は特別徴収税額をもとに控除します。給与明細は Web で公開し、振込用データは全銀協フォーマット(120 バイト固定長)で出力します。
電子帳簿保存法やインボイス制度への対応はどうなっていますか
請求管理と文書管理(DMS)で対応しています。請求書には適格請求書発行事業者の登録番号と税率ごとの消費税額を記載します。受け取った書類や発行した帳票は「取引年月日・取引先・金額」で組み合わせて検索でき、訂正・削除の履歴を残したうえで保存期間中保管します。
社内 AI アシスタント利用時、個人情報が外部モデルに漏れる心配はありませんか
AI に送る直前に、社員名や取引先名を一時的な記号に置き換えています。回答を受け取ったあとにブラウザ側で元の名称に戻すため、外部のモデルに実名を渡さない仕組みです。利用する外部モデルは、入力を学習に使わない条件の API 契約のものに限っています。
SES 業務や労働者派遣事業の法定帳票も管理できますか
労働者派遣法で求められる「個別契約書」「派遣先への通知書」「派遣元管理台帳」を作成し、版ごとに履歴を残して PDF で出力できます。抵触日・就業場所・責任者などの記載事項は入力時に漏れがないか確認します。行政の調査などで提示を求められた場合も、画面からすぐに出力できます。
モジュールは別々に使えますか
同じ基盤の上のモジュールとして分かれており、利用できるモジュールと権限は会社ごとに設定します。切り替える先が 1 つしかない場合は、サイドバーに切替そのものを出しません。